三日目

起床して車から出るとちょうど相方が車で寮までやってきた。実家でカセットコンロを使って料理を作ってきてくれた。お湯とカップ麺も持ってきてくれたので俺の同期も含めて食事。こういう時に性格が分かるね。保存性を考えずに食いたいものから食おうとするやつもいれば、それを注意して生物から食うように指示するやつもいる。まあ前者はサバイバルには向かないわ。ほっといたら死ぬね。てかこっちまで危ないだろ。食事の後にみんなでスーパーに買い出し。ここで何を買うかでも性格がでる。俺やサバイバル向きの奴が缶詰やドライソーセージを買う中、保存が効くからってスナック菓子ばっかり買いよる。なんでこいつと食料をシェアしなきゃならないんだ…。その後は涌き水を汲みに行った。給水所より並ばなくて済む。この日もインフラは復旧せず。新聞が手に入ったので読んだが、かなり大惨事だと気付く。電気がないのでとにかく情報がなかった。初日の時点では明日には全部元通りだろうくらいに考えていた。町が壊滅とか日本の出来事とは思えない。