落ち込んだりもしたけれど、私は便秘です

英語もできないくせに目的地まで一人旅。たまにこんな試練を自分に課してみたくなる。目指すはバックブリーカーでおなじみの国。もしくは次の冬季オリンピックの地とも言う。妹がワーホリで現地にいるので現地で落ち合う算段。午前中に洗濯をすませシータクで駅へ。そこからはバスで成田。成田空港でかい。チェックインの際にフロントで席が一杯だからアメリカ経由で行かないかと言われたけど、初めての海外で英語も出来ない俺には無理、てことでお断り。飛行機に搭乗すると日本人と外国人が半々。隣の席はパツキンチャンネーだ!機内で配られた入国の際に必要な税関の申告書を書く。旅行ガイドブックに記入例があるものの、記入にもたもたしていたら隣のパツキンが「書き方わかる?」と日本語で話しかけてきた。流暢な日本語でしかもいい人や!しかし「多分大丈夫」なんて答える俺。素直に聞けばいいのにね。その後は少しだけそのチャンネーと日本語で会話。自分の座る座席はいつもパーソナルモニタが壊れていて残念と言っていた。さて時間が経ち、機内食が二回出たんだけど、朝食ではおかゆとフレンチトーストの二択。折角だからフレンチトーストを選んだら、トースト二つとは別にロールパン。なぜパンが三つだ、エアカナディアン。ちなみにおかゆを頼むとおかゆとロールパンになるわけだ。hmm…。でもおにぎり三つだったら文句言わない気がする。そんなこんなで熟睡はできないまま到着。ここからは英語オンリーだぞと思っていたら空港内にはところどころで日本語の案内看板。日本人も多いんですね。入国審査ではサイトシーイングとスリーデイズと答えるだけで通れると思っていたのにまさかの苦戦。審査官のイケメンに目的と期日を答えた後に観光地を尋ねられる。ノープランというか、妹がこっちに住んでいるのでプランニングは妹まかせだったのでその旨を拙い英語で伝えるも納得してくれず、場所を言えと食いついてくるイケメン。俺が仕方なく○○市と答えるとイケメンは「ココに来てんだからそんなことは分かってんだよ、もっと詳しく言え」と。仕方なく妹の住んでいる住所を言うと「そこは観光地じゃネエよ、それとなんで三日間なんだ!」と食って掛かるイケメン。なんで三日間なんだと言われてもなあ…仕事の休みの関係だしなあ。と困っていたらイケが急にスタンプを押してパスポートを雑に投げ返してきた。後で妹に聞いたところ、観光名目で入国して不法滞在するやつが多いらしく、ツアーにも申し込まず航空機チケットだけ取ってやってきた俺を怪しんだらしい。審査後の荷物受け取りではなかなか出てこない荷物に不安を感じる。入国審査のこともあり不安が増すものの無事荷物ゲットね。レンタルケータイの電源を入れ、先にツアーで入国している両親に電話して、滞在先のホテルで合流することに。タクシーに乗り適当な英語で目的地をつげ適当な雑談をする。英語できないけど単語さえ聞き取れれば後は国語能力で状況から内容を推測できる!この国ではドライバーは外国人が多いらしい。無事到着、チップもちゃんと払ったぞ。安心したらうんこがしたくなった。しかしどうも出ない。BP芸人になってしまったらしい。両親と合流し街に出てみる。カフェだと思って入ったらパブで、これまた適当にビールを頼む。ホテルに戻り妹と合流して晩御飯を食べに。ジャンバラヤとかを食べる。注文は妹任せ。ちゃんと英語が喋れてるよ、凄いね。北米なので日没が9時くらい。海岸に行くとちょうど夕日。金曜日の夜、海岸で夕日を見ながらぼーっとする。ジャパンでせかせか仕事してるのがばからしくなるな。そんなことを思いながら一日目はすぐに眠りに着くのであった。