通夜

昼くらいに実家へ着く。弟と妹も一足先に着いていた。支度をして親父の実家へ。祖母は綺麗な顔をしていて眠っているようだった。でも触ると冷たい。遺影が笑顔の写真で、これがまたいい笑顔だった。うちの子に会わせられなかったのが少し残念。祖母にとってはひ孫にあたる。葬儀場で前に座っていた親父が少しだけ目頭を抑えた。多分涙が出たのだろう。親父が泣いたところを初めて見た。祖母、親父、俺、息子。終わる命があって始まる命もある。こうやって人は続いて行くのか、なんてことを考えていた。今までありがとう。そしてお疲れ様。これからはひ孫の成長を見守って下さい。