来た(後半)

病院に電話すると家から病院まで近いので陣痛が7分間隔になったら来てくださいとのこと。流石に病院は冷静だがこちらは始めての経験。寝てられないので着替えて入院用の鞄を車へ積み込む。3時には7分間隔になったので病院へ。嫁は出産用の服に着替えて陣痛室という部屋へ。俺もそこの小さい椅子で朝まで仮眠。8時くらいに嫁の実家と会社に休む電話をした。その後は一度家に帰って飯を食おうと思っていたが嫁の陣痛が重くなったので帰らずにずっと腰をさすることにした。飯は売店で済ませ、ついでにジャンプを購入。ジャンプを読みながら陣痛が来たら腰をさする。しかし初産のためか昼の12時を過ぎても生まれない。俺も嫁も寝落ちからの陣痛で目が覚めて腰をさするという時間が続いた。このときに助かったのが看護学校の実習生。ずっとついていてくれて嫁の腰をさすったりと色々助けてもらった。午後3時頃に分娩室に入る時には嫁の痛みもかなり強くなっていて我慢強い嫁が叫んでいた。立ち会うために一緒に分娩室に入ったものの夫はこんな時腰をさするしか出来ない。結局生まれたのは更に3時間くらい後のこと。15時間越えの長い出産だったけど2730gの元気な男の子が誕生。母子ともに健康。こんなに嬉しいことがあるだろうか。嫁も息子もよく頑張った。これからよろしく!