のぞみ

地元に帰ってまいりました。風邪をひいているので新幹線で。とはいえ移動時間は六時間くらいかかりますけど。のぞみに乗りたくて、まあ乗ったんですけど、自由席で並んでまあ座れたんですけど、なんと喫煙車両。風邪ひいて喉が痛えんだっつーの。てかまだ喫煙車両なんてあったのか。普段使う新幹線は全席禁煙なのでそれが当たり前だと思ってました。俺も一時期吸っていたことはありますし今でも嫌煙家ではないですけど風邪ひきには辛かったです。東京に着くまでずっとのど飴なめてました。移動時間は大沢在昌の秋に墓標をという小説を読んで過ごしました。文庫本になるのを待ってました。ハードボイルド(以下HB)です。一般的なHBの定義は分かりませんが、俺の中のHBは不器用の一言です。けっして硬派とか一匹狼とかではなく、不器用で人付き合いを避けたり、その反動で陽気に振舞っていたりするのです。分かりやすく言えば探偵物語の工藤俊作です。で、この作品の主人公もまあ不器用。お人よし。そして切ない別れ。最後まで読んだときに表題の意味が少し分かった気がします。

秋に墓標を (下) (角川文庫)

秋に墓標を (下) (角川文庫)