実戦武道

タイトルが物騒ですがストリートファイトしたわけではありません。自分の稽古している武道で果たして身を守れるかという疑問がずっとあります。二段を允可された今でさえ、自分の身を守れる自身はありません。達人は護られているという某グラップラーの言葉もありますが、うちの師範は強いと思います。実際、若いころはかなりストリートファイトしたらしいです。しかし、俺はどうなんだろう。試合のない武道なのでよく分かりません。ということで試してみようと思ったわけです。とはいえ、いきなり外に出てケンカを売るなんてとてもできるものではありません。てかケンカはしたくありません。そこで、まずは部員に襲い掛かってもらうことにしました。ルールを決めました。打撃はなし。道場の一角から対角までたどり着ければ俺の勝ち。途中で両肩を畳に3秒フォールされたら俺の負けです。ここで、一対一ではその場で腰を落ち着けて格闘技を始めてしまうことは分かりきっているので、一対二で勝負します。手始めに格下の茶帯(二級)を二人指名しました。スタートしてしばらくして一人に捕まりますが入り身の動きで捌きゴールを目指します。そのとき、思いもしない方向から捕まりました。OBでした。なぜOBが参戦している?と思っているうちに茶帯二人も追いつきあっという間にフォールされました。このOBは俺と同じく二段なのですが年季が違います。その後、やるたびに面白がって参加者が増えてしまい結局ゴールには着けませんでした。俺はまだまだ武道家にはなれません。